君はただひとり

最近はっきり気づいたのが「自分で書く推しcpは常に同じ個体」ということです。
パロに関しては、原典の世界とはある程度別件ではあるものの、
例えば、現パロなら現パロで各一個体の話しか脳内成立していなくて、
結局、その世界で生まれ生きて死ぬのはひとつだけ。
フレユリでもding don bellで始めた時点でアチャーという話はたぶんしてたものの、
これまではそこまで真剣に向き合ったことがなかったんだけど…

これまで向き合わなかったのは、なんやかやで
同ジャンルで連作するのが今初めてだからなんだよねえ。
「私の本丸」が明確なジャンルで向き合ったのは良い機会だったかもしれない。


見る分には何でも、ていう私の雑食性は、ちょっと逆説的だけど
このあたりの線引きの強固さから来ているのかなーとも思う。
同じcp名でも自分の中にあるのは唯一なので、他のどんなcpのどんなシチュでも揺るがないし、
かといって推しジャンルの千変万化する世界は見たいし、
そしたら全てを飲み込んでいくことになるじゃないですか!?
…いや、後半の欲望書いてみるとやっぱり雑食は単にそれ自体の性質という気もするけど。


えーとそれで、解釈違いとかが起こり得ないのはただの俺得なのでどうでもいいんですが、
まあいっちょうまえにスランプというか、
近頃、筆が追いつかないほどの妄想は出てこないなあ、という戸惑いがあって、
それは何故だろう、と思ったとき、
「馴れ初めを書き終わったから」という必然じゃないか???
というのが、デカ目に引っかかってきたんですよね…

1ジャンルにはまった最初の衝撃が過ぎ去ってしまったから、
2インプットの絶対量が足りない、3ついでに文体変えて迷走中、
4はたまた単純に日常生活に疲れている、超暑いし、
まあこれら全部どれもあるかな、とは思うんですけど、
どうしても馴れ初めと初夜のインパンクトは大きいじゃないですか。(個人の感想です)


でも、戸惑いと言ったけれど本当は答えは出ていて、
このまま単一個体の愛の営みを書いていきたい。

好きな作家さん方だって、複数の個体で書or描いている方大勢いらっしゃるし
そちらの方に憧れや羨望もあり、それが同人の醍醐味とも思い、
あるいは、渾身の馴れ初めを書いて終了という道もあるんだけど…

BLの初心に立ち返るというか、
法律婚の区切りがあるわけでもなくて、
妊娠や出産があるわけでもないけど、
そんなこと関係なく尊い道のりがあって、
両思いになるのは絶対に終わりではなく始まりなわけで、
そんな何気ない日常の起承転結を文字にして描いていきたい…
というのが、私の願いであり課題だなーと思う今日この頃です。






2018/08/29

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